
地方にいて近くに予備校もない塾もない。
医学部進学なんかできるのだろうか。首都圏のように偏差値情報すら集まらない。
―――そんな不安を持つ地方の進学生もいるでしょう。
しかし、いまやネット時代。いろいろ調べることもできますし、パソコンを通して受験勉強することもできます。受験に地域のハンディはなし。こんな方法も検討してみてはいかがでしょうか?
家庭教師を派遣してもらうサービスは、主要都市はもちろん、ほぼ全国で利用できます。地元ではいい指導者が見つからないので、飛行機や新幹線を使ってでも医学部受験のエキスパート講師を派遣してほしいという相談に応じているところも。一定期間だけでなく長期も可能ですが、指導料のほかに交通費、宿泊費などの出張経費は負担となります。
自分に合った時間に自宅で受験指導が受けられることは、地方に住む人にとってまたとない利点。最新の大学情報が聞け、適切なアドバイスも受けられるので無駄のない勉強ができます。
指導が1対1の良さがある反面、派遣講師が合わないとストレスになることも。そんなときはセンターに相談しましょう。また、自宅が中心になるので、指導時間外になると集中できる怠けがちになることも。気を引き締めて活用することが重要です。
比較的低廉な費用で、自宅学習の強力な助けになります。パソコンで、有名講師の講義を受けたり、結果がすぐわかる模試に取り組むこともできます。大手が運営する通信教育なら、受験ノウハウも豊富ですから安心です。
ただし、双方向とはいえ、添削指導も映像による講義も一方通行になりがち。流した気分で取り組むと、身についていきません。しっかり返球を返すつもりで、手を抜かずに課題に取り組むことが大切です。
季節ごとに、予備校本部などで開催される短期講習や特別講座に出て、弱点を強化し、本番の備えをするのも実力をつけるうえで有効です。大勢の競争相手の中に入ることは発奮材料にもなります。また、大きな街への小旅行は、貴重な息抜きにもなります。あえて注意が必要なら、都会の刺激にまどわされないように、という点です。
浪人中で経済的にゆとりがあれば、中央の予備校や塾などの寮に入り、1年間受験生活に没頭するという方法もあります。目指す医学部が圏内にあれば、勉強意欲もさらに高まるでしょう。励まし合う友達づくりに、情報収集に、寮生活はうってつけの場。コミュニケーション力を磨くうえでも有効です。何よりも、「自分でやらなければ」という強い自覚とやる気を喚起してくれます。ただし、周囲を気にし過ぎて、自分のペースを乱さないこと。
また、通っている予備校だけの指導や情報に偏らず、他の動きにも注意を払い広い視野を持って行動していくことが大切です。